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2023年度合格体験記(M・Sさん:香川大学医学部合格)

2023年3月31日 合格体験記

【香川大学医学部合格体験記】

今年香川大学医学部に合格したMSです。

私が受験生の皆さんにお伝えしたいのは、私が受けた5つの私立医学部全てに落ちたにもかかわらず第一志望の国公立のみに受かった人間だというです。

まったく誇れることではありませんが、受験では絶体絶命の状況でもチャンスがあるということを少しでも実感して頂ければと思っています。

学生時代から医学部志望ではあったものの得意科目は国語、理系科目は軒並み苦手という超文系人間でした。一浪目は某予備校で何とか物理・化学はある程度克服したものの英数はともに芳しくない成績であり医学部には全く歯が立たないまま受験が終わり、不合格後その予備校のチューターに「医学部は何浪もするのが普通だよ。来年頑張ろう」と言われ、多浪することが当然のような振る舞いに違和感を覚え退校。何とか今年で決められそうな先生を探そうということになり二浪目で親が見つけてくれたのがオンライン医学部予備校でした。

オンライン医学部予備校で私が特筆したい点は、数学のカリキュラムです。

特に先生お手製のテキストはどういう問題にどういう解答をすべきなのかが体系的に理解できるので、私のように数学が苦手で解法や内容がとっ散らかってしまっている人は単純な問題ならば次はこれ、次はこれ、とフローチャートのように安定して解いていけるような能力が身につくと思います。

私が二浪目で最も伸びたのは数学でした。また全体的に成績は向上し私立医学部は少なくとも一つは合格できるのではという見込みでした。

しかし本番では焦りと緊張からか苦手な英語や、その他の科目の手応えも悪く、ずるずると国立前期までどこにも受からないまま前期試験を迎えることになりました。

共通テストから前期試験まではただただ自信を無くし続け、他の私立医学部の一次に通った同じ塾の方を羨み続けるような日々でした。

もし今これを読んでいるあなたが同じような状況になったら(そんな人いない方がいいのですが)どういう風に前期試験へのメンタルを整えるのでしょうか?私はここで一度持ち直せたことが一発逆転の合格に繋がったと思っています。

私の場合は共通テストが大きかったです。実は本番まで共通テストは模試では76%近くしか取ったことが無かったにもかかわらず、本番で何故か自己ベストの81%近い点を取ることができました。結果も嬉しかったのですが、“絶対に失敗できないような状況ほど私はいつも以上の、奇跡のような結果が出せる”という根拠のない自信が湧き、一度そこまでの悪い流れを断ち切って前期試験に臨むことができました。

皆さんも何も根拠がないようなことでも信じてメンタルさえ持ち直せば、どんなに苦しい状況でも打破できる可能性は絶対にありますので、勉強はもちろん:最後の最後まで折れずに受験というものに取り組み続け、合格を勝ち取ってほしいです。